暇人の一撃

SE(酒飲みエンジニア)による日記。できるだけ毎日更新。

神ゲー「人狼ジャッジメント」のある一戦

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人狼ジャッジメント」という神アプリがある。

その名の通り、パーティゲームの定番「人狼」を、チャット機能を使ってオンラインで楽しめるというもので、ハマりすぎて総プレイ回数はかれこれ2300戦に達するところである。



このアプリの魅力をより多くの人に知ってもらおうと、ある日の対戦の記録を物語調に紹介していこうと思う。


人狼の基本的なルール

大前提

・原則として1人1つずつ、なんらかの「役職」を与えられ、それにより「市民陣営」と「人狼陣営」のどちらかに属することになる(ルールによっては他の陣営もある)。

・「市民陣営」は話し合いにより「人狼」を全て処刑することで勝ちとなり、「人狼陣営」は「人狼」と「それ以外」を同数にできた時点で勝ちとなる。

昼・夕方・夜

戦いは、昼の「話し合い」からスタートする。

占い師の占い結果や、全員がそれぞれ誰を疑っているか、といった点などからその日のうちに狼に見える人を1人処刑しなければならない。

誰を処刑するかを考えること、的確な考察により自分が狼でないことをアピールすること、等が昼に行われることである。



そして、夕方の時間に投票を行い、全員が一人ずつ処刑したい人を選択できる。

最多票を獲得した人は処刑され、以後の話し合いに参加することはできない。



その後、人狼が一人でも生きている限りは恐怖の夜がやってきて、人狼は襲撃する相手を(原則)1人選択できる。

人狼に選ばれた人は、狩人に守られていない限り、翌朝「無残な姿」で発見され、処刑された人と同様に話し合いに加わることができない。

また、狩人をはじめとして、占い師や霊能者が能力を使うことができるのが、この夜の時間である。



こうして、これらの夜の間の動きをもとに、また次の昼の話し合いが始まっていく。

今回の部屋構成

「9人スタ村」などと呼ばれる、人狼ジャッジメントにおいては最も一般的な構成。

配役は下記の通り。

市民陣営

市民(特に能力はない)
→3人

占い師(夜の間に1人を選択し、「人狼」か「人狼でない」かがわかる)
→1人

霊能者(その日の夕方に処刑した人物が「人狼」か「人狼でない」かが夜の間にわかる)
→1人

狩人(夜の間に1人を選択し、選択した人物を人狼の襲撃から守ることができる)
→1人

人狼陣営

人狼(人狼同士で話し合い、夜の間に1人襲撃することができる)
→2人

狂人(占い・霊能の結果は「人狼でない」となるが、占い師を自称するなどで村を混乱させ、人狼をサポートする役割を持つ)
→1人

参加者一覧

今回はこの9人が参加。





フェイ(市民):このキャラクターは男なのか女なのか、たびたび議論にあがる(女説が有力)。名推理が光っていた。

アーニー(市民):今回の台風の目。

サンドラ(市民):中の人はどうやらとても天然。ジェシカの姉という設定。

マイク(占い師):このキャラクターを使っている人には「イキリ」が多いという悪い噂も。

ジェシカ(狩人):今回の台風の目、その2。

ソフィア(霊能者):霊能者は進行を任されることが多く、すごく胃痛を背負う役となった。

ジェイ(狂人):定番パターンとして、初日に占い師であると嘘をつくことの多い役。ただ、初日から偽臭さが村にバレていた。

ヒュー(人狼):狼でありながら占い師に出るという攻めたプレイングを見せるも、、、?

メリル(人狼):きゃわなの選択キャラ。人気投票で最下位になったことのある悲しいおばさん。

実際の流れ

1日目夜



相方のヒューは大胆にも「占い師」のフリをすると言う。
※ 一般的には「狂人」が「占い師」であると嘘をつくことが多いため、「人狼」が占い師を自称すると、村に「占い師」が3人出ることになる。
(話し合いができるのは「人狼」同士のみであり、「人狼」と「狂人」は互いに話し合いはできず、誰が「人狼」で誰が「狂人」であるかわからない)

余裕をぶっこいている案内役のキャラクター「モブ爺」が1日目の夜に人狼に襲撃され、ここから話し合いが始まっていくこととなる。

2日目



通称「280ルール」と言われる、人狼ジャッジメント独自の占い結果発表方法で自称「占い師」が出てくる。

これは、初期状態で300秒ある話し合い時間のうち、残り秒数が280秒になった瞬間に、自称「占い師」が占い結果を発表するシステムである。
※ 基本的には「ランダム白」ルールにより、本物の「占い師」は「人狼でない」人を1人知った状態で初日の話し合いが始まる。

予定どおり、相方のヒューも「占い師」を自称。

ここで、自称占い師の一人であるジェイが、黒(狼)であるメリルに対し白という結果を出しているため、狼からは「マイク真、ジェイ狂人、ヒュー狼」と、占いの内訳が確定する(他の人からは当然、内訳はまだわからない)。



また、このタイミングで、ソフィアが進行役である「霊能者」であることを表明。

他に「霊能者」を自称する者はおらず、確定。





そして、強気にもメリルは相方のヒューに対し「真に見えない」とふっかけて売り飛ばす。





ジェシカが同意見のようなので、とりあえず乗っかる。





相方を守るためにジェシカを説得するどころか、とことん同意する(この動きが後々効いてくる)。





その結果、「人狼」のヒューがなんと初日にソフィアから処刑対象として指定され、人狼陣営にとってはかなりピンチな展開となる。
※ 「霊能者」が指定した先に全員で票を合わせることが多い。



その後、本物の占い師であるマイクから「人狼でない」と言われていたサンドラを一人寂しく、独断で襲撃先に選択。


3日目



しかし、この判断は名探偵フェイに見抜かれることとなる。

なお、占い結果は下記の通り。

マイク→アーニー白
ジェイ→サンドラ白

また、昨日処刑したヒューが「人狼」かどうかを「霊能者」であるソフィアが夜の間に確認しているので、「ヒューは人狼であった」ことが共有されてから、この日の議論は行われている。

つまり、誰から見ても生き残っている狼はあと一人であることは明らかであるし、ヒューの相方からすると襲撃先を選ぶ時点で既に「真占い師が生き残っていること」は当然確定している。

そのため、占い師のどちらかに占われて「黒!」と言われた時点で狼の負けが決定するようなものなので(繰り返すが「狂人」からは「人狼」が誰かわからない。そのため、適当に「黒!」と言った位置が本当に黒であるという、「誤爆」にも狼は怯える)、占われるリスクがある人(昨日占われていない人)は、占い師を自称しているマイクかジェイを噛見たいはず、というのがフェイの主張である。

これは至ってごもっともであり、現にメリルは昨日ジェイから「白」をもらっていたのでマイクに占われるリスクは低く、その結果サンドラを噛む余裕があった。





ここから巻き返しの一手を図るべく、「昨日メリルはヒューのことを処刑したがっていたよね?相方に見える?」と、村に確認する。





結果、ジェシカの賛同を得ることに成功する。





そして最終的に、人狼のヒューが「フェイが一番狼に見えない」と言っていたことなどを決め手に、この日は名探偵フェイを処刑することになる。

真占い師であるマイクを襲撃先に選択し、翌日を迎える。


4日目

残されたジェイの占い結果は「ジェシカ白」であり、ジェイからすると初日にメリルも白であると主張しているため、人狼はアーニーということになる。




ここで、ジェシカが「狩人」であることを表明。

ちなみにこの時点で「人狼側2人・市民側3人」であったため、この日に「人狼側」の誰かを処刑できなければ、次の襲撃によって、「人狼側2人・市民側1人」となり、市民側の負けが決定する。

なぜかジェシカとアーニーが互いに疑い合っていたので、そこに乗っかる形でジェシカを処刑する流れに。




「メリル黒なら負ける」という流れがなぜかでき、ジェシカを処刑し、アーニーを襲撃してフィニッシュ。
※ 墓場にいるフェイの灰色の吹き出しの内容は、当然生存者たちには見えない。


5日目



ジェイは「人狼陣営」ではあるものの「人狼そのもの」ではないため、人狼1人、それ以外が2人であるため話し合いは続行。

とは言っても、人狼側がソフィアに票を合わせ(パワープレイ)、処刑。

人狼1、それ以外が1となったところで、人狼陣営の勝ち。



気がついたら4000字を超える記事になっていた。