先日、通販でミラーレス一眼を買った。
実は Amazon とか通販とか、このご時世なのになぜか苦手で、ほとんど使ったことがない。
「実物が見えないと不安だからお店で買いたい」とかそういうこだわりのようなものではなく(それもあてはまるのだが)、単に「使いこなせない」からである。
通販だと買いたいものが買えないし、そのくせ、いらないものでも何も考えずに購入してしまう。
数ヶ月前、AirPods にそっくりな、400円のワイヤレスイヤホンを買うために数年ぶりに Amazon を開いた。
届いたのは確かに写真でみたものと同じであったが、どう頑張っても片耳ずつしか聞こえなかった。
壊れているのか、そういう仕様なのかはわからないが、そもそも移動中とかに音楽を聴かないため、ワイヤレスイヤホン自体別にいらなかったことに後から気づき、今は部屋のどこかに置いてある。
そんな自分が無謀にも、カメラという高額商品を通販で買うことにした(なぜ欲しくなったのかはわからない)。
さっそく、調べてみてびっくり。
「え、1000円からあるの!?」と思ったが、それはフィルムとかカメラケースの類いであった。
そして、見つけたのは17,000円で、状態の良さは4段階の下から2番目という、使用感に溢れていそうなもの。
中古でもなんでも気にしないので即買い。
(その前日にヨドバシカメラに行って、同じモデルが100,000円近くするのを見ていた)
ちゃんと、ボディと書いてあったのを確認して購入。
3日ほどして、仰々しい荷物が届いた。
開けてみると、予想以上に状態の良いカメラで一安心。
早速その翌日に、写真を撮りに行ってみようと、なんとなく東京タワーへ。
増上寺の門をくぐって、東京タワーがよく見える場所でファインダーを覗いてみた。
これで、#ファインダー越しの私の世界 をつけてインスタ更新できるぞ〜!!ウヒョヒョ〜!!!
と意気込んで撮影した、実際の写真がこちら。
・・・あれ???
どうやっても、こんな感じの茶色い写真しか撮れない。
ファインダー越しの私の世界はまるで、指を限りなく接写で撮ったときのような、独特の世界になってしまった。
ズームの設定とか、明るさとか、モードとか、色々試したものの、変化がない。
10分ほど戦っているうちに、あることに気付く。
あれ?もしかしてこれ、レンズない???
「ボディ」ってそういう意味だったのか。
さっそくその足で、新橋のヤマダ電機に突撃。
「あの〜〜、このカメラなんですけど、もしかしてこのままじゃ使えないですか?」
店員さんに半笑いされながら、
「そうですね。これ、ボディだけなので」
と教えてもらった。
その場で35,000円のレンズを購入。
ついでに、撮り方なんかもいろいろ教えてもらった。
結果、それなりの値段になってしまいまったが、良い買い物だった、のかな?
通販って(カメラって?)難しい。
ちなみにこれは浜松町にある「秋田屋」で、東京タワーに行く前に食べた悲しみのレバーである。